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[特集]
電子ピアノの効果的なレッスンが知りたい!
昨今の住宅事情から、夜間でも練習しやすく、多機能な電子ピアノを選択する生徒も増えてきました。より音楽的な指導をするには、アコースティック・ピアノとの構造上の違いを把握し、レッスンの方法を工夫することが大切です。
そこで、電子ピアノの奏法に習熟したピアニストやピアノ指導者に、自宅での練習法や、レッスンでの指導法等を解説していただきます。
また、生徒に楽器選びのアドバイスをするにあたって、最新情報を知っておきたいという声にお応えし、おすすめの電子ピアノ情報をご紹介します。
◆グランドピアノと同じ木製鍵盤・構造でレッスンがもっとスムーズに 河合楽器製作所 KAWAI CA901(長井進之介)
電子ピアノの中でも、アコースティック・ピアノに近いタッチと良い響きの音色を求める方にお勧めしたいのが、「KAWAI CA901」。河合楽器製作所が、フルコンサートグランドピアノ「SK-EX」を目指してこだわり抜いて開発した最新機種です。河合楽器の広告宣伝課長天野浩四郎さん、電子楽器開発企画グループ長佐藤拓也さんに開発秘話をうかがいました。
◆ショパンを弾きたくなる電子ピアノ KORG Poetry
ショパンを弾く人なら誰でも憧れる、1843 年製PLEYEL と、ショパン・コンクールでも採用されているイタリアン・コンサート・グランド・ピアノの音色を搭載した、スペシャルな電子ピアノがKORGから登場します。
◆電子ピアノの可能性を最大限に活かす 音楽的な表現につなげる練習法(赤松林太郎)
アコースティック・ピアノと電子ピアノの両方の奏法に習熟しているピアニストの赤松林太郎さんに、電子ピアノで音楽的に演奏するための練習方法を解説していただきました。
◆ポイントを押さえれば上達する! 電子ピアノのレッスン法(笹田優美)
長年、電子ピアノのレッスン方法について、全国各地でセミナーをされている笹田優美先生に、生徒への楽器選びのアドバイスの仕方、自宅練習の方法、レッスン時の指導方法などを解説していただきました。
◆Report ムジカノーヴァ読者座談会 自宅では電子ピアノで練習している生徒〜みなさん、どんなレッスンをしていますか?(荒木淑子)
読者の皆様にお集まりいただき、日頃のレッスンの悩みや解決法などを持ち寄っていただく、情報交換会をスタート。第1回のテーマは「電子ピアノ」。電子ピアノで自宅練習をする生徒が増えるなか、どのようなレッスンをしているかをお話しいただきました。
[今月の課題曲]
中田喜直《夕方のうた》
(2024年1月号〜2024年12月号選曲者:奥村 真)
[トピックス]
◆パリ・オペラ座バレエ団ピアニストに聞く バレエ・ピアニストに学ぶ音楽性(永井玉藻)
近年、注目を浴び始めているピアニストの職業「バレエ・ピアニスト」をご存じでしょうか? バレエ公演でオーケストラとバレエが合わせ稽古をする前までのリハーサルなどで伴奏者として演奏するピアニストのことで、「コレペティトゥーア」とも呼ばれます。バレエ・ピアニストは演奏を通じてどのような技術でダンサーたちを支え、導いているのでしょうか。今回はパリ・オペラ座バレエ団で活躍しているバレエ・ピアニストのミシェル・ディートランさんにお話をうかがいました。
◆川崎紫明音符ビッツ オンライン指導者養成講座2024 4月開講(荒木淑子)
“脳科学レッスン法”音符ビッツメソッドは、今やオンラインを通して全国に広まり、単にソルフェージュ教育にとどまらず、多くの子どもたちの心を育んでいます。開発者の川崎紫明先生と四宮香子先生にお話をうかがいました。
◆付録「調号サイコロ1」解説
子どもはサイコロを振るのが大好き。今回の付録は調号の12面体サイコロです。振って出た調号のスケール・カデンツ・アルペッジョを弾きましょう。弾き合い会などでハラハラドキドキ、盛り上がること間違いなしです。
◆Report ブルクで遊ぼう!「#ブルクミュラー命日」特別企画 Burgmuller International Online Conference 2024開催!(飯田有抄)
今年、没後150周年を迎えたブルクミュラー。記念すべきこの年にブルクを愛する面々が集結して、楽しいオンラインイベントが開かれました。
◆どうして子どもがレッスンに集中できるの?〜発達を支援するリトミック指導のステップ(馬杉知佐)
ピアノのレッスンで、「生徒がレッスンに集中できない」「椅子に座れない」といった場面に出合うときがあります。そういった状況にどう向き合うとよいか、子どもからシニアまで、発達を支援するリトミックの実践・研究をされている馬杉知佐先生に、アドバイスをいただきました。
[連載]
学ぶ
◆[巻末書き込み楽譜連動]ピアニスト、レパートリーを語る 黒岩航紀×ブラームス《間奏曲》Op.118-2(長井進之介)
今をときめくピアニストは、いかにして聴衆を魅了するのでしょうか。人気アーティストをゲストに迎え、ゆかりの深い曲をテーマに取り上げて、「こう弾きたい」という曲にかける想いや、演奏テクニックの一端を、インタビューと書き込み楽譜で解き明かします。
今回のゲストは黒岩航紀さん。2023年、戦時下の第17回チャイコフスキー国際コンクールに強い決意をもって出場し、渾身の演奏で特別賞「ベストコンテスタント」を受賞した黒岩航紀さん。その高い技術と雄弁な音楽づくりをもって、黒岩さんが現在注力しているブラームス作品から、広く親しまれている《間奏曲》Op.118-2についてうかがいました。
◆コンクール課題曲にチャレンジ!(今田 篤)
人気のコンクールの課題曲の中から毎号1曲を取り上げ、その演奏・指導法を詳しく解説していきます。見ながら演奏できる、書き込み楽譜付き。今月は、中田喜直《夕方のうた》。
◆安井教授のテクニック研究室(安井耕一)
古き良き巨匠たちの名演を裏付けたのは、どのような技術だったのでしょうか。ドイツ・ピアニズムを受け継ぐ安井先生が、楽音に向き合い、美しい音を求めることで生み出される「本当のテクニック」を実践とともに解き明かし、現代に蘇らせます。
第9回は「正しい音程で演奏する」。
◆チェルニークリニック(奈良井巳城)
『チェルニー30番』を1曲ずつ解説し、練習の目的、取り組み方、練習法などを徹底解剖していきます。今回は第25番でアルペッジョの総仕上げです!
◆楽曲を理解する力が楽しく身につく フォルマシオン・ミュジカルで音楽の旅に出かけよう!(高田美佐子)
音楽作品を題材に、読譜やリズム、聴音、音楽理論などを総合的に学べるフォルマシオン・ミュジカル。子どもたちの興味を広げながら、音楽の基礎力を身につけることができます。
長年、フォルマシオン・ミュジカルの指導をしている高田美佐子先生に、レッスン方法をご紹介いただきます。
第10回は、「フランス・バロック音楽のコメディ・バレを鑑賞しましょう!」。
◆脳神経内科医のピアニストが解説 知っておきたい ピアノ演奏における脳と身体のしくみ(上杉春雄)
ピアノを弾く人・教える人の間で常に関心の高いテーマの一つである「脳とピアノ演奏の関係」。ピアニストで脳神経内科医の上杉春雄さんに、脳科学の最前線の話題やピアノ演奏に役立つアドバイスなどを、読みやすいエッセイの形で連載いただきます。
第40回は「暗譜について3たび1」。
◆音で遊ぶ ピアノに親しむ はじめての即興演奏(大城依子)
“即興演奏は難しい”というイメージがあるかもしれませんが、まだ楽譜の読めない小さな子も楽しくレッスンできる方法を大城依子先生に教えていただきます。
今回のテーマは、「メロディー作りのヒント2〜アナクルーシスから始まるフレーズ」。
◆ピアノ教室と家庭をつなぐ懸け橋に 丸子あかね先生の 保護者のお悩みQ&A(丸子あかね)
ピアノを習う子どもたちの保護者の悩みに、ベテランの指導者である丸子あかね先生がお答えします。偶数月は読み物系の記事、奇数月は幼児〜小学生の自宅練習に使える厚紙付録をお届けします。
…他。
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ムジカノーヴァ 2024年4月号 / 音楽之友社
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