商品説明
詳細情報
オックスフォード大学出版局より刊行中の入門書シリーズ「Very Short Introductions」のひとつ「Music」の翻訳書。新しい見解や専門的な分析を盛り込みつつ難解なテーマを平易に説くというシリーズの方針は、本書でも踏襲されている。本翻訳では、気鋭の音楽学者が、西洋の音楽伝統にとどまらない様々なトピックの可能性を、やさしい文体で紹介。音楽学と民族音楽を分けた現在のアカデミアのあり様は今日では無意味と気づいた自身の経験をもとに、リアルな人びとがリアルな世界で共存する中で混ざり合う「諸音楽」について考えるためのテーマを5つの視点から説く。翻訳は、著者と懇意の東京藝術大学音楽学部楽理科教授・福中冬子氏。
知識・教養はもちろん、今の時代に求められている「考える力」「問題発見の能力」を身につけるための格好の1冊。レポート作成や自由研究のテーマ選びに、ゼミでのディスカッション用テキストに、読書会の題材に、手始めの1冊として役立つ。
目次
まえがき 日本語版の読者の方へ
はじめに
第1章 瞬間の音楽
ともに老いていくこと
知ることと演奏すること
政治的行為としての音楽
第2章 音楽において考える
文化としての音楽
聴くために書くということ
音楽の実験
第3章 過去の現前
自己を表現すること
音の記念碑
作家性を超えて
第4章 Music 2.0
音楽、科学技術 (テクノロジー)、生活様式
デジタル参画と音楽様式
音を取引きする
第5章 グローバル世界の音楽
音楽とグローバル化
世界諸音楽 (world musics)
締めの言葉
訳者あとがき
引用文献
参考文献
索引
・ニコラス・クック著 福中冬子訳
・版型:四六判
・総ページ数:224
・ISBNコード:9784276112162
・出版年月日:2022/08/31
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音楽とは ニコラス・クックが語る5つの視点 / 音楽之友社
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