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内容紹介
近代和声学の始まり、かつ基礎として大変有名な記念碑的著作『和声論』(1722)の初邦訳出版。正式タイトル『自然の諸原理に還元された和声論』。
ラモーの理論書第1作にして主著とされる著作。ラモー理論の重要な論点は、そのほとんどがこの『和声論』内で考察されている。全4巻からなり、前半2巻が思弁的内容、後半2巻が実践的内容に重点を置いた構成である。「音楽は音の科学である」というテーマが全編を貫いている。
ラモーの諸文献で記述された和声の規則は、ヨーロッパ諸国へと波及し決定的な影響を与えた。その影響は今日のわれわれの音楽体験に及ぶ。音楽理論史の重要書として誰もが言及するが、まとまった邦訳がなかった。
今回の日本語訳では、楽譜を現代譜にあらため、訳者による注や解題をつけ、本文を2段組にすることで、持ち運びや読解における利便性を高めた。ラモーの著作研究で博士号を取得した気鋭の研究者による画期的な訳本。
目次
凡例
訳者による『和声論』への導入
序文
この『和声論』全四巻に含まれる内容の目次
理解が必要とされる諸用語の説明一覧
第1巻 調和/和声的(アルモニク)な比率(レゾン)と比例(プロポルスィヨン)の関係(ラボール)について
第2巻 和音の本性(ナテュール)と特性(プロプリエテ)について
そして音楽を完全なものとするのに役立つすべてのことについて
第3巻 作曲の諸原理
第4巻 伴奏の諸原理
用語一覧の日本語索引
・版型:B5
・総ページ数:376
・ISBNコード:9784276103030
・出版年月日:2018/09/10
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自然の諸原理に還元された 和声論 / 音楽之友社
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