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原曲は、東北大学学友会マンドリン楽部の委嘱作品でマンドリン合奏の曲として作曲した作品を吹奏楽用に加筆修正しました。
委嘱時の希望があり、伊達政宗を題材にイメージを膨らませました。
時は戦国、兜や鎧で身を固めた武将達は、天下統一を目指し各地で戦いを繰り広げていました。戦国武将にとって鎧兜は、武具としてはもちろん、もう1つ大事な役目があったそうです。それは、鎧兜が自我や志を表す大切なアイテムだったという事です。
この曲の主人公、伊達政宗の兜の前立ては、大きな三日月がモチーフです。戦国武将たちが月だけでなく、太陽や星など、天体をモチーフにしたトレードマークを使うことが多かったのは、天体は神に通ずるものだったからと言われています。
その中でも三日月は、これから満ちていく希望、可能性を感じさせる形です。この鎧兜については諸説あるようですが、政宗の父が、若い息子の成長を願ってつくらせたとも言われています。
曲は、伊達政宗の初陣・元服、幼少期の回想、父の死と熾烈を極める戦い、思いはせる三日月の夜、政宗の最期から現代までと、生涯を5つの場面に分けて辿っていきました。
マンドリンの奏でる切ないアルペジオや、時に鋭いアクセントなどをイメージして演奏しても面白いかもしれません。(樽屋雅徳)
・版型:A4
・JANコード:4560318473003
・出版年月日:2021/12/15
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吹奏楽スコア 樽屋雅徳 蒼き三日月の夜 / フォスターミュージック
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