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日本語は私達がよく知っているので、外国語に比べると「発音」や「発語」や「意味」と特に深めること無く歌ってしまうこともある。そこで、合唱エクササイズシリーズの最新巻は「日本語」をテーマに取り上げる。普段話している言葉について、言葉と音符のフレーズの関係、詩と音楽の関係などを掘り下げて深めていく事を目的とする。「みなづきみのり」名でも活動している著者が合唱人に贈る言葉の教科書である。
はじめに
第1章 言葉とは何か
言語の仕組み(シニフィアン、シニフィエ)
「語感」からみた言葉の作用
第2章 日本語の特徴とは何か
日本語とは非常に複雑な要素を柔軟に組み合わせている言語である
特徴1 子音と母音の関係
特徴2 アクセントについて
第3章 日本語の詩を味わおう
詩とは
詩歌を味わう
第4章 日本の音楽とは何か
日本の音楽について
特徴1 和音について
特徴2 拍子について
日本の合唱曲とは
第5章 日本語の合唱曲を歌うときに気をつけるべきこと( 1 )
〜日本語のメカニズムを忘れない
第6章 日本語の合唱曲を歌うときに気をつけるべきこと( 2 )
〜言葉と歌の関係、言葉と音楽の関係
第7章 作曲者・編曲者がどう詩を読んでいるのか
第8章 まとめ、言葉を歌う
朗読してみる
日本語のメカニズムを思い出そう
歌詞と楽曲との関係はどうか?
母音と子音のバリエーション
言葉だけではなく内容を歌えているか?
第9章 言葉を超えて響くもの
おわりに
<はじめに>
例えば、私たちは外国語の歌を歌う時には、アクセントや発音記号を確認したり、舌のポジション、息の吐き具合や響かせるポイントを学んだりします。単語の意味や、場合によっては冠詞と名詞の具合等も調べ、センテンスからフレーズを考えるかもしれません。
他方で、日本語の歌の場合はどうでしょうか?
もちろん、合唱団によっては日本語の発語を研究し、とても表情豊かな演奏をされているだろうと思います。しかし、一般的にはつい分かっているつもりになっているから研究をしない、意味も特に考えない、何となく出来ていると思ってしまう・・・、というような現象が起こっていないでしょうか。
楽譜には音符の上にひらがなだけで示されている場合も多く、よく考えるとひらがな(表音文字)を追っているだけで意味もあまり掌握しないまま歌っている、という場面に出くわすこともあります。
とは言え「気持ちを込める」だけではなく、日本語の特徴を説明してくれ、と言われても、普段当たり前にあるものすぎてそのメカニズムを体系立てて確認し、説明することはなかなか難しいものです。
本編では、私たちが普段話している言葉について、さまざまな観点から捉えてみるとともに、言葉と音符やフレーズの関係、詩と音楽の関係、作曲家とテキストの関係、・・・等について考えてみたいと思います。
日本語の歌をより良く歌うためには、日本語の仕組みや日本の詩歌の特徴についても理解しておく必要がありますからね。一度立ち止まるつもりで、共に考えてみてもらえればと思います。
伊東恵司
・版型:B5
・総ページ数:32
・ISBNコード:9784760921973
・JANコード:4962864921975
・出版年月日:2019/05/01
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合唱エクササイズ 日本語編(ITOH METHOD) / カワイ出版
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