商品説明
詳細情報
★編成・・・SATB/SAB/SAB
★スコア冊子・・・A4サイズ 20ページ
★別冊パート譜・・・ソプラノ用・アルト用・バス用(各8ページ) テナー用2ページ
★CD・・・1枚
フーガの技法 第13番
(Cotrapunctus 12 転回対位法によるフーガ 転回形)
★ フーガの技法は、J. S. バッハ晩年の傑作・・・という以上に、彼の最後の未完の大作です。ひとつの基本主題をもとに、いろいろな技法を駆使した多数のフーガを作って曲集にしました。
★ 「フーガの技法」には、楽器の指定がありません。弦楽四重奏で演奏したり弦楽合奏で演奏したり、またオルガンやチェンバロで弾いたり、いろんな演奏が行われている中、リコーダー重奏による演奏もよく行われます。
★ 「フーガの技法」の初版譜では第12番 (XII)として、Contrapunctus Inversus XII と題された1対の作品が置かれています。Contrapunctus Inversus とは「転回対立」ぐらいの意味になりますが、その真意は、「転回対位法」によって、楽譜全体(スコア)を鏡に映したように上下反転させても演奏できるように作られた1対のフーガであるという点にあります。
★ ただ、初版では、奇妙なことに、先に「Inversus(転回形)」と題された曲が置かれ、続いて「Rectus(原形)」が置かれています。ここに取り上げたのは「転回形」のほうで、これを弊社版では「フーガの技法 第13番」といたします。
★ せっかくのバッハの苦心の成果を理解するためには、バッハ全集版のようにこの2曲(原形、転回形)のスコアを上下に並べて印刷してある楽譜を見ると、たしかにまるで間に鏡を置いて映したかのように音符が上下逆になっている様子が一目でわかります。
フーガの技法 第14番
(Cotrapunctus inversus a 3 [Rectus] 転回対位法による3声のフーガ 原形)
★ フーガの技法は、J. S. バッハ晩年の傑作・・・という以上に、彼の最後の未完の大作です。ひとつの基本主題をもとに、いろいろな技法を駆使した多数のフーガを作って曲集にしました。
★ 「フーガの技法」には、楽器の指定がありません。弦楽四重奏で演奏したり弦楽合奏で演奏したり、またオルガンやチェンバロで弾いたり、いろんな演奏が行われている中、リコーダー重奏による演奏もよく行われます。
★ 「フーガの技法」の初版譜では、第14番目の曲として Contrapunctus a 3, 第15番目に Contrapunctus inversus a 3 という、1対の作品が置かれています。Contrapunctus Inversus とは「転回対立」ぐらいの意味になりますが、その真意は、「転回対位法」によって、楽譜全体(スコア)を鏡に映したように上下反転させても演奏できるように作られた1対のフーガであるという点にあります。
★ ただ、奇妙なことに、初版では先に置かれた14番目の曲こそが Inversus(転回形) であり、15番目に置かれて inversus と付記された曲のほうが Rectus(原形) であるとみられています。弊社版では「やっぱり原形を先にするのが順序では?」という考えかたから、第15番目の曲を「フーガの技法 第14番」といたします。(ややこしい話ですみません)
★ せっかくのバッハの苦心の成果を理解するためには、バッハ全集版のようにこの2曲(原形、転回形)のスコアを上下に並べて印刷してある楽譜を見ると、たしかにまるで間に鏡を置いて映したかのように音符が上下逆になっている様子が一目でわかります。
フーガの技法 第15番
(Cotrapunctus a 3 [Inversus] 転回対位法による3声のフーガ 転回形)
★ フーガの技法は、J. S. バッハ晩年の傑作・・・という以上に、彼の最後の未完の大作です。ひとつの基本主題をもとに、いろいろな技法を駆使した多数のフーガを作って曲集にしました。
★ 「フーガの技法」には、楽器の指定がありません。弦楽四重奏で演奏したり弦楽合奏で演奏したり、またオルガンやチェンバロで弾いたり、いろんな演奏が行われている中、リコーダー重奏による演奏もよく行われます。
★ 「フーガの技法」の初版譜では、第14番目の曲として Contrapunctus a 3, 第15番目に Contrapunctus inversus a 3 という、1対の作品が置かれています。Contrapunctus Inversus とは「転回対立」ぐらいの意味になりますが、その真意は、「転回対位法」によって、楽譜全体(スコア)を鏡に映したように上下反転させても演奏できるように作られた1対のフーガであるという点にあります。
★ ただ、奇妙なことに、初版では先に置かれた14番目の曲こそが Inversus(転回形) であり、15番目に置かれて inversus と付記された曲のほうが Rectus(原形) であるとみられています。弊社版では「やっぱり原形を先にするのが順序では?」という考えかたから、第14番目の本作を「フーガの技法 第15番」とし、第15番目の曲を「第14番」といたします。(ややこしい話ですみません)
★ せっかくのバッハの苦心の成果を理解するためには、バッハ全集版のようにこの2曲(原形、転回形)のスコアを上下に並べて印刷してある楽譜を見ると、たしかにまるで間に鏡を置いて映したかのように音符が上下逆になっている様子が一目でわかります。
J. S. バッハ
〜〜音楽史上屈指の巨人〜〜
★あまりにも偉大なバッハ★
ヨハン・ゼバスティアン・バッハは、音楽史上でも屈指の偉大な作曲家です。没後250年以上も経つというのに、その作品は、今もCD録音や演奏会でさかんに取り上げられているというだけではなく、ジャズをはじめとする現代のさまざまなミュージシャンによって繰り返しアレンジされ、親しまれています。バッハの一族には作曲家が多いので、とくにJ.S.バッハのことを「大バッハ」と呼ぶことがあるのもご存知でしょう。
ヘンデルやテレマンが、イタリア音楽やイギリス音楽から明るい洗練された趣味を学んで自分の作風を作り上げていったのに比べると、バッハの場合は生涯ドイツの宮廷や教会から外に出ることのなかった、ある意味ではもっともドイツ的な作風の作曲家だと言えるでしょう。しかし、そのバッハが、テレマンやヘンデル以上の普遍性を獲得し、高い評価と人気を得ている。この事実からは、いろいろなことを考えさせられます。
★リコーダー曲の作曲家としてのバッハ★
大バッハには、残念ながら、チェンバロ伴奏(通奏低音伴奏)でリコーダーが演奏するように意図されたとみられる作品はみつかっていないようです。「フラウト・トラヴェルソ」と呼ばれるバロック時代のフルートのための曲ならばたくさんあるし、また、管弦楽曲や声楽作品でリコーダーを用いた例はたくさんあるのですが・・・。
ことに、「ブランデンブルグ協奏曲」とよばれる6曲セットの管弦楽曲集においては、その2番と4番とでリコーダーが独奏楽器の一つとして取り上げられ、大活躍しています。(探査機「ボイジャー」に積み込まれた地球文化を代表する芸術作品にもこれらの曲が選ばれたそうです。つまりリコーダーは地球を代表する音楽でもちゃんと活躍しているわけですね。) しかし、独奏ソナタとなると、バッハはフラウト・トラベルソのほうを好んだようなのです。
★バッハのフルートソナタなどをリコーダーで演奏すること★
そこで、リコーダーJPでは、バッハがフラウト・トラヴェルソやヴァイオリンなどを指定している独奏曲を、リコーダーで演奏しやすいように移調したり少し直したりした楽譜と伴奏CDを制作しています。ある楽器のための曲を別の楽器に移植することは、バロック作品において当時からはしばしば行われていたことです。
ただやはり、概して、演奏はなかなか難しいのです。テレマンなどが「指回りが速いために難しい」のに対して、バッハの場合は「音が複雑な動きをするので難しい」傾向が強いように思われます。
しかし、音楽としての良さは最高ですから、がんばり甲斐はあります。テレマンと同じで、ゆっくりな楽章ならずいぶんやさしいですし、速い楽章についても、リコーダーJPは練習用のゆっくりな伴奏も、またその切り分け部分伴奏もCDに収録してお届けしますから、無理のない形で、じっくりと腰を据えて取り組んでいただけます。今後長い間たいへん息の長い楽しみを提供してくれる、最高の価値のある曲たちだと言えるでしょう。
・版型:A4
・総ページ数:20
・ISBNコード:9784862665768
・JANコード:4571325246955
・出版年月日:2017/04/01
【収録曲】
・フーガの技法より 第13番
作曲:バッハ
・フーガの技法より 第14番
作曲:バッハ
・フーガの技法より 第15番
作曲:バッハ
※収録順は、掲載順と異なる場合がございます。
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SR−093 J S.バッハ フーガの技法 第5巻 / リコーダーJP
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