商品説明
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生誕100年・没後50年を経て、本邦初のフリッチャイの本。
音楽に魂を捧げた指揮者が書き遺した、
「モーツァルトとバルトーク」論
他に、自伝的エッセイ、共演者・関係者による追悼文、
生涯にわたる写真、演奏・録音記録を収録。
フリッチャイのエッセイより
また、指揮者とはそもそもどうあるべきか、また将来私はどうあるべきかをよく考えてみた。
指揮者とは独裁者でなくてはならないのだろうか? いや、決してそんなことはない!
もし独裁者だったら、あまたの独裁者と同じ運命をたどることになる。
百もの頭を持つ敵に打ち負かされてしまう。指揮者とは、その知識を音楽に翻訳でき、
オーケストラの楽員たちと連帯感、仲間意識を築けてこそ存在しうるのだ。
正反対な考えにも耳を傾け、彼らの先を行き、納得させ、味方につける。
そのうえでこそオーケストラを意のままに操るだけでなく、
協働による創造を成し遂げることができるのだ。
指揮者は人々を自分のもとに統合するのではなく、
オーケストラを真の友人として、作品へ導いていかねばならない・・・。
モーツァルトはこの世に生きた人々の中で、
もっとも偉大な人の一人である。
彼は、歌劇において言葉と演技は、音楽の優位の下に位置づけられなければならないと考えていて、
歌劇を通じて、すべてを完全に表現することができた。
・版型:A5
・総ページ数:288
・ISBNコード:9784871983129
・出版年月日:2015/03/10
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伝説の名指揮者 フェレンツ・フリッチャイ 野口剛夫/監修 / アルファベータ
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