商品説明
詳細情報
音楽という謎が人文科学の進歩の鍵を握っている。
──クロード・レヴィ=ストロース
音楽をみずからの思想のモデルとし、あらゆる神話体系を音楽によって読み解く──
現代最高の知性の最深部にせまる知的冒険の書!
●内容
「音楽じたいが人文科学の最後の謎となり、人文科学はそれに突き当たっているので、この謎が人文科学の進歩の鍵を握っているのである」(レヴィ=ストロース『生のものと火を通したもの』より)
構造主義の始祖とされ、現代の人文諸科学に巨大な影響をあたえた人類学者クロード・レヴィ=ストロース(1908-2009)。彼の思想の根底には、世界と音楽の「相同性(ホモロジー)」への確信があった。
音楽記号学の泰斗ナティエが、20世紀最大の知性と音楽との関係を解き明かす!
●目次
I 人類学者レヴィ=ストロース
II 音楽家レヴィ=ストロース
III 論争家レヴィ=ストロース
IV さまざまな構造主義
V 構造主義者レヴィ=ストロース
VI レヴィ=ストロースとワーグナー──愛の断念
VII レヴィ=ストロースから《ペレアス》へ
VIII 比較記号学1─音楽・神話・言語
IX レヴィ=ストロース対現代音楽家
X 現代音楽家対レヴィ=ストロース──
XI 構造と形式──誤解
XII 論争の影響と後継者
XIII ベリオのオマージュ──思想家・著作家レヴィ=ストロースへ
XIV 比較記号学2──物語としての音楽
XV 音楽学者レヴィ=ストロース──ラヴェルの《ボレロ》分析
XVI 音楽は物語を語るか
XVII 神話と音楽の起源神話
XVIII 考え方の起源
XIX 構造主義と呪術
XX 矛盾した道程の失敗と成功
訳者あとがき
参考文献
人名索引
・著者:ジャン=ジャック・ナティエ 訳:添田里子
・版型:A5
・総ページ数:248
・ISBNコード:9784903951690
・出版年月日:2013/09/20
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レヴィ=ストロースと音楽 / アルテスパブリッシング
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