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教会オルガニストとしても高く評価されていた作曲家は、溢れる野心と出世への渇望を持ちながら、ついに楽壇を二分する対立にまきこまれる。不器用な女性関係ゆえの孤独な生涯のなか、数々の傑作を残すまでの幾多の葛藤を、現在、日本のブルックナー研究の第一人者である根岸一美が豊富な資料と研究実績をもとに活き活きと書き下ろした決定版評伝である。
[目次]
■生涯篇■
◎聖フローリアン教師時代まで(1824—1855)
誕生と幼少期/聖フローリアンへ/オルガンと、作曲と/昇進
◎リンツ時代(1856—1868)
フロージン/ワーグナー作品との出会い/交響曲の作曲/療養/フロージンへの復帰
◎ウィーンで(1868—1884)
ハンスリック/パリへの演奏旅行/「無効」交響曲と、妹の死/大作の連続/ワーグナーとの交流/交響曲第二番/ウィーン大学への請願/改訂/交響曲第三番/交響曲第四番/飽くなき上昇志向/ワーグナーの死
◎絶頂期(1884—1891)
交響曲第七番/得意満面のとき/反撃/問題作/演奏されない交響曲第八番
◎晩年(1891—1896)
博士号/病魔/交響曲第八番の出版と初演/遺言/名声の高まり/死
■作品篇■
あとがき
■資料篇■
ブルックナー年譜/ジャンル別作品一覧/主要参考文献
索引
・ISBNコード:9784276221833
・出版年月日:2006/06/10
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作曲家◎人と作品 ブルックナー 著/根岸一美 / 音楽之友社
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