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オペラ対訳ライブラリー・シリーズの20冊目。プッチーニの代表作であり、イタリア・オペラの名作中の名作、『ラ・ボエーム』の待望の登場。このオペラは、プッチーニの作品を数多く手掛けたイルリカ、ジャコーザの黄金コンビによる台本に、プッチーニが3年がかりで作曲、1896年に完成、初演された。内容はパリに住む芸術家の卵たちが貧しい生活のなかで繰り広げる純愛の物語であり、悲しい結末に至るドラマの展開は胸を打つ。甘く切ない旋律は繊細で美しく、プッチーニならではの魅力を濃厚にもった傑作である。訳は、このシリーズを確固たるものにしたイタリア語オペラ対訳の権威・小瀬村幸子氏が本書のための書き下ろしたもの。これまでの同曲の対訳では知ることのできなかった、イタリア語に精通し、しかもオペラ好きにのみ可能な、細部にまで目の行き届いた訳であり、決定版といえる内容となっている。克明を極めた註はイタリア語の教科書としても有用であり、その意味でもオペラおたくはおろか、すべてのオペラ・ファンにとって買い逃すことのできない本と言えよう。また本シリーズの特徴であり、大好評をいただいている「イタリア語と日本語訳を数行ずつ並べ同時に目に入ってくる」よう工夫した組み方によっている。
・ISBNコード:9784276355705
・出版年月日:2008/01/30
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オペラ対訳ライブラリー プッチーニ ラ・ボエーム / 音楽之友社
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