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ドイツ・オペラの大成者・ワーグナーは、さまざまに異なった才能を惜しげもなく発揮した一種のマルチ人間だった。「生涯篇」では、「演劇少年」「指揮者」「作曲家」「評論家」「革命家」「経営者」「教祖」といったワーグナーの多面的肖像を、彼の数奇な生涯をたどりながら明らかにする。また、オペラ・楽劇以外の作品についても、「生涯篇」で紹介。そして、演出論やナチス・ドイツとの関係など、いまもなお話題にことかかないワーグナー没後のワーグナー家とバイロイトについても、詳しく触れている。
[目次]生涯篇
1.演劇少年──ライプツィヒ、ドレスデン(1813〜1833)
2.新米指揮者──ヴュルツブルク、マクデブルク、ケーニヒスベルク、リーガ(1833〜1839)
3.野心家──パリ(1839〜1842)
4.宮廷楽長──ふたたびドレスデン(1842〜1849)
5.お尋ね者──チューリヒ(1849〜1864)
6.王の賓客──ミュンヘン、トリープシェン(1864〜1871)
7.祝祭の演出者──バイロイト(1871〜1876)
8.教祖(?)──ヴェネツィア(1876〜1883)
9.その後のワーグナー家とバイロイト
[作品篇]
1.《さまよえるオランダ人》
2.《タンホイザー》
3.《ローエングリン》
4.《トリスタンとイゾルデ》
5.《ニュルンベルクのマイスタージンガー》
6.《ニーベルングの指環》
《ラインの黄金》
《ヴァルキューレ》
《ジークフリート》
《神々の黄昏》
7.《パルジファル》
・ISBNコード:9784276221819
・出版年月日:2017/02/28
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作曲家◎人と作品 ワーグナー / 音楽之友社
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